メリーポピンズ(リターンズ)は、見るべきか?2019年度のアカデミー賞、最有力だそうですよ。さて前作は東風が吹く日に、こうもりがさにつかまって、空からバンクス家にやってくるという設定でしたが、今回はその前作の思い出の凧に乗ってメリーポピンズはやってきます。
この物語に登場する、3人兄弟の父親マイケルと叔母ジェーンもメリーポピンズ(保母)にお世話になっていました。代々バンクス家はメリーポピンズがやってくるんですね。何だってできる気持ちを忘れてしまっている大人の心の扉は、再び開くのでしょうか?
そしてメリーポピンズは、どうしてバンクス家にリターンしてきたんでしょうか?どんな魔法を使って心を開くのでしょう?そして秘密のカバンの中には何が入っているのでしょう?
中盤でマイケルがどうしたらいいんだ、と弱さを見せるシーンの歌で少しグッとくるものがありました。
キャストのご紹介
メリー・ポピンズ=エミリー・ブラント
エレガントでしつけに厳しくちょっと上から目線な魔法使い。ジェーンに久しぶりに会った時も、あなた相変わらずいつもわらっているのねとのお言葉。確かに上からというか失礼なお方ですw。意外と出番が少なく、魔法もそれほど使わない。
イギリス女優。歌も衣装の着こなしも最高でした。主演作品、ナターシャの歌に、プラダを着た悪魔など
ジャック=リン=マニュエル・ミランダ
街灯点灯夫、メリーポピンズの友人で相棒のような存在。序盤から自転車に乗り歌いながらまるで主人公かと間違うほど出番が多い。ダンスも歌ももちろん上手です。
マイケル=ベン・ウィショー
子どもたちのお父さん役。銀行に勤めている。1年前に妻を亡くして悲しみの日々を送っている。
ジェーン(エミリー・モーティマー)
マイケルの姉で子供たちのお世話をしている。慈善事業をしている。ジャックと良い仲になりそうな予感。
トプシー=メリル・ストリープ
メリーポピンズのまたいとこ。何でも直せる不思議な修理屋。
代表作はマディソン郡の橋・クレイマークレイマー、永遠に美しく
エレン=ジュリー・ウォルターズ
バンクス家の家政婦。
代表作はハリーポッターシリーズのウィーズリー家の母親役です。
ウィリアム・ウェザーオール・ウィルキンズ=コリン・ファース
悪党役の銀行頭取。
代表作ブリジットジョーンズの日記のマーク役
日本語吹き替えキャスト
メリーポピンズ 平原綾香
マイケル・バンクス 谷原章介
ジャック 岸祐二
ジェーン 堀内敬子
トプシー 島田歌穂
平原綾香の歌にグッときました。上手いですねーー
あらすじ
前作から25年後の大恐慌時代のロンドン。ですが、人々は歌い踊り恐慌を感じさせない作りとなっています。
心と愛、心のドアを再び開けることが、この映画で繰り返し語られることです。前作から25年、子供から大人になったマイケル(ベン・ウィショー)とジェーン(エミリー・モーティマー)。メリーポピンズの事は覚えているけれど、魔法(なんだってできる)の事はすべて忘れている2人です。
マイケルは3人の子供、ジョン(ナサナエル・サレー)、アナベル(ピクシー・デイヴィーズ)、ジョージー(ジョエル・ドーソン)の父親なります。
1年前に亡くなった妻の悲しみから抜け出せない中、子育てに奮闘します。そんな中新たな魔の手が忍び寄ってきます。
彼らに人生の歓びを取り戻させるため、再びメリー・ポピンズ(エミリー・ブラント)が凧に乗ってやってきます。
そして再びバンクス家に保母として雇うように頼みます。経済的な理由で難しいと言いますが、ジェーンの意向で雇うことに同意するマイケルです。
小汚い子供たちを早速教育するメリーポピンズ。
お風呂に入るよう強要しますが、お風呂は嫌だという子供たち。
お風呂からイルカが出てきたり、いろんなもの(バブルバス、船のおもちゃ、ひよこ、パラソル等々)を大きなバックから出してお風呂に投げ入れるポピンズ。お風呂に飛び込むとそこは海底。カラフルな海の中で楽しむ子供たち。(風に乗ってきたメリーポピンズでは、絨毯生地で作られた大きなバックには何も入っていないのに次々といろんなものが出てくる魔法のバックだったのです。)
一方、銀行から家を奪われそうなマイケルは、その銀行の株券を探します。
心配な子供たちは、陶器が高級だったことを思い出し、売ることを提案するが意見が分かれ、言い争っているときに器を壊してしまします。
器を治すために器の中に魔法で入るメリーポピンズと友人のジャックそして子供たち。アニメCGのキャラクターと実写の融合で馬車に乗ってミュージカルに乗りこんじゃいます。
そこで楽しいショーが繰り広げられますが、そこに盗人がジョージのぬいぐるみをとって行きます。それに気が付いたジュージが追いかけてしまい、捕まってしまいます。ジョンとアナベルも気づいて助け出しますが、さらに器を破壊してしまいます。悪党は子供たちを器の外におとします。
器を治すためにトプシーのところを訪れるメリーポピンズたち。第2水曜日はアベコベの日で、その日に直すとアベコベニなっちゃうのよ~~。でも音楽で乗り越えてアベコベの日が好きになっちゃうトプシーです。
帰りに銀行に行くと、家を乗っ取ろうとする泥棒がいたことに気が付く子供たちです。そして父親に本当の事を言うけれども、帰れと怒られる。
ロンドンの町を帰っていると霧で迷子になる。ダンスで楽しむ
皆。帰ると待っている父親です。帰っていないことに怒り、そして仕事がなくなってしまうと怒られる子供たち。
マイケルも怒る自分に、妻がなくなってから、どうしていいかわからないんだと落ち込む。
株券は無事見つかるのか、そして心のドアは開くのか。
メリーポピンズリターンズの感想
序盤からエンドロール風、次にでミュージカル風。え?大丈夫かなこの映画。もしかして寝てしまうんじゃないかな?と思いました(笑)
ですが寝不足の私でも寝ずに(途中泣くなんて事もありまして、理由は最後に書きます)みれました。
その理由は色んなバージョン歌にダンスにアニメにCG等々があったからでしょう。(バスタブから海の中のようなCGとか、割れたお皿の中のアニメとCGと実写が融合した世界。そしてヒール役の登場と不思議な世界がひろがります)
そして亡くなった人への悲しい気持ち、心の葛藤、そのまま歌がジーンときました。平原綾香の歌よかったです。
最近大事なものをなくしまして、私はうるっとしちゃいました。
なくならないものは、なくすことはない。
真夜中のはざまで、ねむれずにさまよって、人は皆探すの、なくしたものが住む場所を。恋しさに抱かれて、追いかけるいとしいもの、そうねきっと待つのよ、なくしたものが住む場所で。えいえんに消え去るもの、この世に一つもないわ、何一つなくならない、このばしょにいないだけなの。
私の大事なものもきっとこの場所にいないだけなの・・
そう( ;∀;)したのです。
ビックベンの鐘が鳴り終わるまでに、株かお金を返さなければいけないのだけれど、それを阻止しようとするウィリアム。
破られた株券を元に戻すが、最後の切れ端が見つからず家を奪われるところで、子供が謝るのだけれど、家族が大事だという父親。そこへ元頭取が現れ、ウィリアム(甥)を首にする。
何だか悪党があっという間にやっつけられちゃいました。
銀行株は有効だよという頭取。
元は鳩にあげるエサの2セントを、父親がその2セントのお金で買った株券だったのですが、今ではどのくらいになるのか・・・家の借金を返せるくらいになっている。ハッピーエンドーー。
家を取り戻して一家で出かけ、風船売りのおばさんから風船を買う。そして扉を開けた人たちは空高く昇って童心にかえって遊んでいるのでした。
ですが、大人はそれを翌日には忘れてしまうんですね。
試しに風船を買ってみた悪党のウィリアムが飛べなかったのは、少し寂しい私でした。悪党も心のドアを開けさせてほしい映画ですねw。
前編の映画もいいけど本もいい。どちらも楽しんで欲しいです。
コメント