お久しぶりの投稿です。ロシアから離れて半年になりますが、ロシアはまだまだ寒いようで、なかなか春が訪れませんね。今日は飛び地のカリーニングラードがどんなところなのか紹介したいと思います。
カリーニングラードといえば世界遺産のクルシュー砂州。というかまずはカリーニングラードってどこなの?という感じでしょうか?私もロシアに行くまではまじまじと地図を眺めることもなかったので知りませんでした。
上の青い線のルートでは右からモスクワ、ベラルーシ、ラトビア、ロシア(カリーニングラード)。
カリーニングラードの隣国、リトアニアの上はラトビア、その上はエストニアです。バルト三国ですね。わかりやすいのはその上がバルト海を挟んでフィンランド。そのままフィンランドから船旅も楽しそうですね。
さてバルト海とクルシュー・ラグーンを隔てる全長98 km の細長く湾曲した砂浜。本当に長い砂浜で、ぜひとも行きたい場所です。バルト海最大の琥珀の保護区ヤンタルニーもあるので、リトアニアからも砂浜には行けますが、ぜひともビザをとってロシア、カリーニングラードもめぐりたいところですね。琥珀が好きな方にはぜひとも行ってほしい場所です。
話は変わりますが、クリミアの方でも宝石が打ち上がる浜辺がありますが、ここクルシュー砂州も訪れてお宝ゲットできる場所なのかもしれません。ですが、私は石は持ち帰りませんでしたけどね。その理由は以前記事にしたこちらからどうぞ

車でならロシアビザさえあればカリーニングラードまではバルト三国巡りしながらでもゆっくり巡りたい場所です。日本から行く場合は、日本でビザ所得してもいいですが、通り抜けるだけで宿泊しない場合は、トランジットビザで乗り継ぎしましょう。もしモスクワに行く場合は、トランジットダブルエントリーしないと一度出国してしまうと入国できなくなります。
日本でビザを取ると普通で一週間、多めに料金を払えば3日、無料なら2週間と長く待たされるロシア料金設定です。カリーニングラードに行く程度なら1日でもサクッと廻れるでしょう。それなら1週間、2週間も時間を無駄にせずにバルト三国に行ってからビザ所得してしまいましょう。
他をめぐるのなら観光ビザとりましょうね。
日本からカリーニングラードへ行くルート
はい、日本からロシアに行く場合は先ほどもかいたように、前もって大使館でビザ申請、ここで何日もまたされます。そして料金は3日間だと1万円、1週間で4000円、2週間なら無料というロシア設定。ビザ申請だけでもここだけでも3.4日。アポスティーユ(公証)も2日ほど時間がかかります。
時間かかってじれったいですーーー。
東京での待機時間もありますし、予定が立てにくくチケット予約しにくいんです。
本当にその時間もったいない。
バルト三国で観光しながらロシアビザを待つという方法もあります。
エストニア 、ラトビア、リトアニアはビザ免除。シェンゲン協定により90日入国可となっています。
パスポート期限3ヶ月以上に留意。それに保険に加入していないと入国できません。
シェンゲン協定の国を巡る場合、審査は最初と最後の国でのみ行えばいいのです。
ロシアビザを待つあいだに観光して、時間を無駄にせずロシアにも足を伸ばすことが出来ます
モスクワからのルート
モスクワからクルシュー砂州までのルートを紹介します。電車やバス、車で行ってもOKだけど、今回は飛行機。移動時間は約2時間です。
車だとバルト三国はウィーン条約です。日本のジュネーブ条約の国際免許証では運転できません。
飛行機だと2019年現在、モスクワからカリーニングードまでの片道チケットの値段は約7000円です。
7000円なら行く価値ありですね。
空港からだとクルシュー砂州が始まるところまで約19キロです。タクシーだと15分ほどで到着します。Yandex Taxiというアプリを利用してください!タクシーで空港からクルシュー砂州(マップのピン)まで約2000円程度
バルティイスコエ・モレ(Балтийское море)というホテルを目印にしてみました。
カリーニングラード市は綺麗な街なので、クルシュー砂州を見に行くならカリーニングラードもめぐってみてください。
世界遺産になったクルシュー砂州
クルシュー砂州は、その独特の土地で浸食作用や森林破壊などに直面しつつも、数千年来、人々が暮らす中で作り上げてきた文化的景観が評価されて、2000年に世界遺産に登録されたのです。
一時は自然破壊されたりしたためルールを決めて守られてきたのです。
それでも浸食されてきているようです。
バルト海の神話に拠れば、クルシュー砂州は海岸で戯れていた屈強な少女ネリンガ(Neringa)によって形成された。と言われています。
彼女は他の神話にも現れますが、そのいくつかではさながら女性版ヘラクレスのような女傑として描き出されています。
まるで映画モアナですね。
実際には、クルシュー砂州はモレーンの島々が砂で繋がって、紀元前3000年ほど前には現在のような細長い砂州が出来上がったといわれています。
ソ連崩壊後は観光地として賑わうようになっていて、主にこの地域に住んでいた人々の子孫にあたるドイツ人たちの多くが休日の旅行先としてクルシュー砂州を選ぶそうですが、中でも特にニダは観光で賑わいを見せています。
クルシュー砂州のあたりに有名なレストランや飲食店はないですが、小さな喫茶店なら結構あります。幅広い味の料理を楽しめると思います。
旅の目的が自然巡りの場合は、レスノイ村又はモルスコエ村にお泊りをお勧めします。なぜというと蚊やその他の虫が少ないからです。
カリーニングラードまで行くならカント島の大聖堂(Кафедральный собор на острове Канта)を見に行ってください。長い歴史を持つ綺麗なゴシック大聖堂
カント島の大聖堂の中にパイプオルガンが設置されています。パイプオルガンの音を楽しめますので、ホームページにてオルガンのスケジュールをご確認ください(英語版有り)。
そして、行くべき所は(Музей янтаря)そう世界最大の琥珀博物館です。
琥珀で作られた作品がもちろんたくさん集まっています。
カリーニングラードの人気飲食店
“Тётка Фишер”
美味しいごはんを食べたかったら”Тётка Фишер”という店が結構人気です。評価は5段階中の4。
店のメニューはドイツ料理、シーフード、ヨーロッパ料理、ロシア料理、東ヨーロッパ料理、中央ヨーロッパ料理、グリル
アドレスはこちらです↓
ホームページはこちらです
Штайндамм 99
もう一つの店は”Штайндамм 99”です。こちらの店の評価もかなり高いです。5段階中の4.5です。
ヨーロッパやロシアの料理を味わえます。お値段も高くないので、大体3000円でおいしいごはんを食べられます。
アドレスはこちらです↓
店のFacebookのページはこちらです
”Kaiser Wurst”
もう一つの店は”Kaiser Wurst”です。こちらはドイツ料理がメインです。
評価は5段階中の4.5です。お値段も結構安いです。大体2000円でおいしいごはんを食べられます。


店のアドレスはこちらです↓
店のホームページはこちら
おわりに
カリーニングラードに行くならバルト三国もついでにめぐる人も多いでしょう。もしモスクワからやっぱり行きたいと思ったら往復2万円以下で行けちゃいますから、もしモスクワ周辺に住んでいるのなら迷わず観光言っちゃいましょう。
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